2020/11/21 04:57
トレーニング対象となる全身の主要な筋肉の名称と作用を、最新の3DCG画像をまじえて解説します。
大胸筋

大胸筋は上部・内側・下部に分けられ、主に腕を前方に押し出して閉じる作用があります。
上部:腕を斜め上方に押し出す
内側:腕を前方で閉じる
下部:腕を斜め下方に押し出す

三角筋

三角筋は前部・中部・後部に分けられ、主に腕を上に上げる作用があります。
前部:腕を前方に上げる
中部:腕を側方に上げる
後部:腕を後方に上げる
回旋筋腱板

回旋筋腱板(ローテーターカフ)は肩甲骨前面の肩甲下筋、肩甲骨後面の棘上筋・棘下筋・小円筋から構成され、肩関節の内転・外転・内旋・外旋などの旋回作用を持っています。
上腕三頭筋

上腕三頭筋は長頭・短頭(内側頭・外側頭)に分けられ、主に肘を伸ばす作用があります。
長頭:肘を伸ばす・腕を横に閉じる
短頭:肘を伸ばす
僧帽筋

僧帽筋は上部筋繊維・中部筋繊維・下部筋繊維に分けられ、主に肩甲骨を引き寄せる作用があります。
上部筋繊維:肩甲骨を上方に寄せる
中部筋繊維:肩甲骨を中央に寄せる
下部筋繊維:肩甲骨を下方に寄せる

広背筋

広背筋は上側部と中央部に分けられ、主に腕を前方および上方から引き寄せる作用があります。
上側部:腕を上方から引き寄せる
中央部:腕を前方から引き寄せる

長背筋

長背筋は脊柱起立筋(最長筋・腸肋筋・棘筋)・多裂筋・回旋筋から構成されており、脊柱を伸ばす・ひねる・姿勢を維持する作用があります。
上腕二頭筋

上腕二頭筋は長頭と短頭に分けられ、主に肘を曲げる作用を持ちます。
長頭:肘を曲げる
短頭:肘を曲げる・前腕を回外する

前腕伸筋群

前腕伸筋群は手首関節を伸展(背屈)・外転(橈屈)・回内させる作用を持つ筋肉群です。
前腕屈筋群

前腕屈筋群は手首関節を屈曲(掌屈)・内転(尺屈)・回外させる作用を持つ筋肉群です。
腹筋群

腹筋群は表面から順に腹直筋・外腹斜筋・内腹斜筋・腹横筋の四層構造をしており、脊柱を曲げる・ひねる・姿勢を維持する作用を持っています。
臀筋群
臀筋群は大臀筋・中臀筋・小臀筋に分けられ、主に脚を後方に上げる・脚を側方に上げる作用を持っています。
腸腰筋群

腸腰筋群は大腰筋・小腰筋・腸骨筋に分けられ、脚を前に上げる作用を持っています。
内転筋群

内転筋群は大内転筋・長内転筋・短内転筋・恥骨筋・薄筋に分けられ、脚を閉じる作用を持っています。
大腿四頭筋

大腿四頭筋は大腿直筋・外側広筋・内側広筋・中間広筋に分けられ、主に膝を伸ばす作用を持っています。

ハムストリングス

ハムストリングスは大腿二頭筋・半膜様筋・半腱様筋に分けられ、主に膝を曲げる作用を持っています。

下腿三頭筋

下腿三頭筋は腓腹筋外側頭・腓腹筋内側頭・ヒラメ筋に分けられ、主に足首関節を伸ばす作用を持っています。