2024/06/22 19:19
この記事の執筆・監修者
HAYATE選手
五輪種目テコンドー元強化指定選手(全日本選手権準優勝2回)
2023年フィジーク競技転向デビュー戦優勝
細マッチョになるには鍛え過ぎてはいけない筋肉
筋肉の名前と鍛え方|名称図鑑|部位別の筋トレ種目(ウエイトトレーニング)一覧
細マッチョの代表格とも言えるフィジーク選手のコンテスト審査基準は、ボディービル競技と違い過度な筋肥大がNGとされている筋肉部位があり、その基準の体型が標準的な細マッチョ体型とされています。具体的には下記の一覧の通りです。
過剰な発達がNGとされる筋肉部位:大胸筋・上腕三頭筋・僧帽筋・下半身の筋肉
鍛え過ぎてはいけない筋肉部位とその理由
この写真は、見事にビルドアップされたボディビル選手の身体ですが、図に示した筋肉は細マッチョ的な美しさを競うフィジーク競技では過剰発達がNGとされています。それぞれの筋肉について、なぜ過剰発達してはいけないかを解説していきます。
僧帽筋を鍛え過ぎてはいけない理由
僧帽筋は首や肩から背中にかけての筋肉で、この筋肉が過剰発達すると、まず前から見た時に「なで肩」になります。シャープな逆三角形フォルムが重要な細マッチョ体型の基準には大きく反してしまいます。
また、首から背中にかけてが分厚くなりますので、これも「横から見た時のスリムさ」が重要な細マッチョ基準からは大きく逸れてしまいます。
大胸筋を鍛え過ぎてはいけない理由
大胸筋が過剰発達すると、腕や肩を動かすたびに胸の筋肉がピクピク動いてしまいます。これは、細マッチョのイメージからは完全にNGなのは直感的におわかりいただけると思います。また、僧帽筋と合わせて上半身が分厚くなってしまうのも大きなマイナス要素です。
上腕三頭筋を鍛え過ぎてはいけない理由
二の腕の筋肉と言えば、力こぶの筋肉である上腕二頭筋がまず思い浮かびますが、実は上腕二頭筋はそれほどボリュームがある筋肉ではなく、圧倒的にボリューミーなのが上腕三頭筋です。ですので、この筋肉を鍛え過ぎると「あからさまなゴリマッチョ」に見えてしまいます。
下半身を鍛え過ぎてはいけない理由
こちらは、海外のトップレベルのボディビル大会の写真ですが、見事にビルドアップされた下半身を見てください。
シャープで逆三角形の細マッチョの上半身に、このような過剰に発達した下半身がついていたら、やはりイメージが台無しになるのは一目瞭然化と思います。
細マッチョになるための決め手は筋トレと食事
細マッチョになるための決め手は、「正しい筋トレ」と「正しい食事」です。これらなしに、自己流ではなかなか理想的な細マッチョ体型にはなれません。下記の二つの記事は、筆者自身のフィジーク競技への取り組みを通じて実践してきた「筋トレ」と「食事」の解説記事です。どうぞ、ご参照ください。
細マッチョになる筋トレメニュー
細マッチョ筋トレメニュー|1週間4回(増量期)と5回(減量期)の具体的な組み方をフィジーク選手が解説
細マッチョになる食事メニュー
細マッチョになる食事メニュー|フィジーク選手の試合に向けた実際の減量フードプログラムを公開
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