2024/04/01 12:23
トレーニングでのグリップ方法の一つであるオルタネイトグリップのやり方(握り方)とメリット・デメリットについて解説します。
オルタネイトグリップとは

オルタネイトグリップとは、片手をノーマルグリップ(手の平が手前を向く握り方)、もう片手をリバースグリップ(手の甲が手前を向く握り方)でバーベルシャフトを握るグリップ方法です。
特に高重量のデッドリフトにおいて使われるグリップ方法ですが、他の種目でも時に使われます。
グリッピングの二種類

片手ずつ逆向きに握るオルタネイトグリップですが、その握り方には二種類あり、それはサムレスグリップとサムアラウンドグリップです。
写真上のサムレスグリップは、親指もバーベルの保持(グリッピング)に使えるため、バーベルの保持能力がアップします。
しかしなが、競技デッドリフトではルールでサムレスグリップが禁止されているため、写真下のようなサムアラウンドグリップで行う必要があります。
オルタネイトグリップのメリット
普通の握り(両手ともリバースグリップまたはノーマルグリップ)だと、どうしても身体が前のめりになったり、後ろに傾いたりしがちですが、オルタネイトグリップを使うことでニュートラルな状態で挙上が行えます。
また、普通の握り方だと左右の腕の筋力差によって、バーベルがどちらかに捻れた(回転した)状態になりやすいですが、オルタネイトグリップを使うことでこれを防ぐことが可能です。
オルタネイトグリップのデメリット
オルタネイトグリップを使うと、どうしても右半身と左半身に対する負荷の加わり方が異なるため、常に同じグリップでトレーニングを行っていると、筋力・筋量のアンバランス発達が起こります。
ただし、これはセット毎に左右の手の握る向きを交替することで防ぐことが可能です。