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2020/09/23 10:52



腕相撲のコツ・技をアームレスリング元日本代表の筆者が、初心者・素人の方にわかりやすく解説するとともに、その技に必要な筋肉を鍛えるために有効なトレーニング器具をご紹介します。


参考にした記事:https://www.sfphes.org/2020/04/blog-post_19.html


※本記事は、アームレスリングの知識のない一般トレーニー・筋トレ愛好者同士の腕相撲で簡単に勝つ方法と鍛え方を解説したものです。


※後半に噛み手(フック)についての情報を追加しました。


アームレスリングの技を使えば簡単に腕相撲に勝てる



こちらは、海外のテレビ番組のものですが、白いタンクトップの筋骨逞しいボディビルダーと一般体型のアームレスラーのエキシビションマッチです。


筋力は筋量に比例しますので、力としてはボディビルダーのほうが上ですが、アームレスラーは涼しい顔で受け止め、余裕で倒してしまいます。


これは、トップロール(吊り手)と呼ばれるアームレスリングの技を使い、相手の力を完全に封じ込めているからです。


トップロールのやり方と必要な力


筆者自身、トップロールのアームレスリング選手であったので、その理論には精通しています。


※写真はJAWA全日本マスターズアームレスリング選手権決勝でトップロールを決めて試合を制した時のものです。



トップロールという技を一言であらわすと…


肘を支点とした「テコの力」で相手の指先を吊り上げて捻り倒す技


と表現できます。ちょうど、釘抜きの要領です。


もう少し詳しく解説しましょう。


肘を支点とし、力点である背中を沈めていきます。すると作用点である手の甲は斜め後方上に移動し、これにより相手の指先は吊り上げられ、全く力の入らない状態になります。


そこからストロークを加えて相手の手の平を上向きに返し、そのまま斜め後方に引き倒します。




トップロールの一連の動作を、わかりやす再現したのがこちらの動画です。ご参照ください。


このトップロールに必要となる筋力は主に三つで、それは以下の通りです。


①ストローク力

ストローク力は「手首を入れる・曲げる力」で、腕相撲やアームレスリングに絶対的に不可欠な筋力です。


そして、大切なのは「指先からストロークする力」で、これが弱いと逆に技をかけられてしまいます。


②ヘッドの力

ヘッドの力とは手首を斜め後ろに立てる力、そして捻る力で、具体的には人差し指付け根で引っ張り上げる・回す筋力です。


この力はトップロールに無くてはならない力で、これが弱いと技を決めることができません。


③ピンチング力

ピンチング力は自分の親指と人差し指で相手の親指を掴んで離さない力です。


トップロールが決まった場合、相手は全く力が入れられない状態ですので、しっかりと相手の親指を掴んでいないと両者の手が離れてしまい、勝ち負けが決まる前に取り直しになってしまいます。


腕相撲の筋力を鍛えるトレーニング器具


ここからは、当代理店が取り扱っているマジョレンコ器具(本社ポーランド)のなかでも、トップロールを鍛えるのに有効な三つのトレーニング器具をご紹介していきます。


なお、マジョレンコ器具はケーブルマシンのアタッチメントですが、図のようにチューブ類を設置することで自宅で使用することも可能です。


トレーニングチューブは、ケーブルアタッチメントが装着可能な大型フックカラビナ装備の下記タイプがおすすめです。



また、さらに高負荷でトレーニングしたい場合は、下記のような簡易ケーブルトレーニングセットが便利です。



※マジョレンコ器具とは、アームレスリング元世界チャンピオンのイゴール・マジョレンコ氏(現国際アームレスリング連盟会長)が、自身の経験と多くのアームレスリングトップ選手の意見を取り入れて設計・開発した、世界中のアームレスリング選手に愛用されているトレーニング器具です。


ストローク力を鍛えるウルトラグリップ



ストローク力を鍛える基本トレーニング器具がウルトラグリップです。



ウルトラグリップは通常のハンドローラーと違い、支点が中心からずれている偏心構造をしています。



このため指先に集中的に負荷がかかり、腕相撲・アームレスリングに重要な指先からのストローク力を効率的に鍛えることが可能です。




一般的なウルトラグリップの使い方がこちらの動画のようなもので、攻撃のための指先からのストローク力を鍛えることができます。




一方、この動画のようにネガティブ動作でトレーニングすると、防御的な指先の力を鍛えることが可能です。


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ウルトラグリップ2020セット(グリップ+ハンドル)


ヘッドの力を鍛えるトップロールハンドル



トップロールのヘッドの力+旋回力を鍛えるために特化したトレーニング器具がトップロールハンドルです。




開発者で元世界チャンピオンのイゴール・マジョレンコ氏自身がトップロールを使う選手であっただけに、細部までとても考えられた構造になっていますかあり(動画はマジョレンコ氏自身)。




具体的には、この動画のようにトップロールの一連の実戦的な動作のなかで鍛えていきます。


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トップロールハンドル(最大直径70mm)


ピンチング力を鍛えるピンチングハンドル



最後にご紹介するのがピンチングハンドルです。

本器具はトップロールハンドルを細く再設計することにより、親指を掴んで離さないピンチング力を鍛えるためにデザインされています。

トップロールハンドルとは上下逆にグリップ(ストラップが小指側)し、親指・人差し指・中指でハンドル本体をしっかりと掴みながらハンマーカールを行います。

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噛み手(フック)について




アームレスリングにおいて、トップロールと双璧をなす技が噛み手(フック)です。

フックは、手首を巻き込み力で倒す技ですが、決して力ずくでは上手くいかず、テクニックも要求されます。

フックのテクニックを一言で言えば、「相手の手首を下敷きにしてコントロールする技」で、このためには自分の小指からストロークしながら手首を巻き込むことが重要です。




もう少し詳しく解説すると、一瞬真横にストロークした後に斜め後ろに引き込み、そこから倒していきます。

面でストロークするストラップローラー



フックのストロークで重要なのが、指先ではなく指の腹や指の付け根の「面でストロークすること」です。

指先、つまり点でストロークをしてしまうとトップロールのかっこうの狙い目となり、カウンターを当てられて吊られてしまいます。



ストラップローラーは、一般的なローラーと違い、手の甲がストラップで押さえられるため、ローラーを握らず(指先に力を入れず)に面でストロークすることが可能です。また、自由に旋回できるので、より実戦に近い軌道で反復トレーニングができます。




こちらが、実際のストラップローラーの使用方法です。


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噛み手に特化したフックハンドル



噛み手に重要なのが、小指側からストロークする筋力で、これによりトップロールで吊られることを防ぐことが可能です。




フックハンドルは一般的な円錐ハンドルと違い、重心がさらに低い(小指側)にあるため、集中的に小指側のストロール力を鍛えることが可能です。




こちらが、実際のフックハンドルの使用方法です。


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