2024/05/16 06:02
バーベルベントオーバーロウのバルクアップ向きの実施方法(フォームの留意点や他種目との関係性)、筋肥大するために重要な要素などを解説します。
本種目のバルクアップ向けの実施ポイント
バーベルベントオーバーロウを実際に行う時に気をつけるべき動作ポイントは、「目線を上方に向けて顎を出し、背中が丸まった状態にならようなフォームで動作を行うこと」で、これにより効率的に背筋群に負荷を加えることができます。また、最終位置で十二分に肩甲骨を寄せきる動作を加えることも大切です。
本種目と他種目との関係
本種目は上半身の引く動作の筋肉全てを使うコンパウンド種目ですので、あらゆるプル系トレーニングの前に実施してください。
また、本種目は背中の広がりを作るのに適した種目ですので、厚みを狙う場合には以下のような種目も行うと良いでしょう。
バーベルデッドリフトを実際に行う時に気をつけるべき動作ポイントは、「つま先が膝より前に出た状態(腰を引いたフォーム)で動作をすること」で、これにより膝関節へ過度の負担がかかるのを防げます。また、やや上を見て背中が丸くならないようにし、最終位置で十二分に肩甲骨を寄せきるように動作することも重要です。
バーベルショルダーシュラッグを実際に行う時に気をつけるべき動作ポイントは、「肩甲骨以外の関節を動かさないように動作を行うこと」で、これにより負荷を僧帽筋に集中させることができます。また、上半身を後ろに倒さないようにすることも大切です。
なお、広背筋の仕上げ種目としては下記の種目が適しています。
バーベルストレートアームプルオーバーを実際に行う時に気をつけるべき動作ポイントは、「効かせる筋肉部位に対して正しい肘の角度で行うこと」です。具体的には、広背筋に効かせる時は肘を曲げずに行います。
本種目は広背筋・僧帽筋に高い効果がありますが、脊柱起立筋を集中的に鍛えたい場合は、下記の種目を実施してください。
バーベルグッドモーニングを実際に行う時に気をつけるべき動作ポイントは、「目線を上方に向けて顎を上げて動作を行うこと」で、これにより脊柱起立筋が強く収縮しトレーニング効果が高まります。また、腰への負担を避けるため、反動を使わないことも大切です。
バルクアップでターゲットにする筋繊維
筋トレの対象となる骨格筋には主に3種類の筋繊維があり、それぞれ役割とレジスタンストレーニングに対する反応が異なります。それは、以下の通りです。
筋繊維タイプ2b
短時間に非常に強い収縮をする「筋繊維タイプ2b」は、筋肥大しやすい特性を持っており、バルクアップ筋トレのメインターゲットとなる筋繊維です。この筋繊維は8~10回前後の反復動作で限界がくる負荷設定で反応しますので、筋肥大トレーニングはこのような高負荷設定で実施します。
筋繊維タイプ2a
30秒~1分ほどの時間に比較的強い収縮をする「筋繊維タイプ2a」は適度に筋肥大する特性を持っており、少しでも筋量を増やしたいバルクアップ筋トレではこの筋繊維もサブターゲットになります。この筋繊維は12~15回前後の反復動作で限界がくる負荷設定で反応するため、アップや追い込みセットの中負荷トレーニングで鍛えていきます。
筋繊維タイプ1
長時間持久的な収縮をする「筋繊維タイプ1」は、ほぼ筋肥大せずに緊密度が向上する特性を持っており、バルクアップ筋トレでは対象外の筋繊維です。なお、この筋繊維は20回以上の反復動作で限界がくる低負荷設定で筋力トレーニングを行った時に反応します。
スロー&ストリクト
高重量を追い求めると、つい陥ってしまうのが「反動を使って見かけは高重量で行う筋トレ」ですが、このようなトレーニングだと肝心の筋肉にはそれほど強い負荷が入りません。また、トレーニング動作の押し返しポイントでも反動を使ってはいけません。
焦る気持ちを抑え、スロー&ストリクトな動作での限界重量トレーニングを実施してください。
バルクアップにおすすめの筋トレグッズ
手首をサポートするリストラップ
IPF世界パワーリフティング協会公認品も正規に取り扱う当ショップが、一般トレーニング向けにオリジナル開発したリストラップで、滑り止めのシリコンラバーが埋め込まれているのが特徴です。
握力を補助するパワーグリップ
高品質な本牛革製のパワーグリップはラバー製に比べて高耐久でかさ張らないという優れたメリットを持っています。当ショップ人気の本牛革パワーベルトを生産している工場製なので、非常にしっかりとした仕上がりです。
最大腹圧を発揮するトレーニングベルト
当ショップが20年近い製造実績のある生産工場と提携して製造している13mmパワーベルトに、国際特許を取得したオリジナルのアジャスタブルレバーアクションバックルを装備したベルトで、高重量トレーニングに必須の最大腹圧を確保できます。
おすすめ記事
筋肥大バルクアップ筋トレメニュー|ゴリマッチョになる1週間3回のヘビーデューティープログラム
筋肉の名前と作用|各筋肉部位別のトレーニング種目一覧・筋トレセット法