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2024/05/14 17:15

自重スクワットのバルクアップ向きの実施方法(フォームの留意点や他種目との関係性)、筋肥大するために重要な要素などを解説します。

 

本種目のバルクアップ向けの実施ポイント

自重スクワットを実際に行う時に気をつけるべき動作ポイントは、「つま先が膝よりも前になる状態で、腰を斜め後方に下ろすように動作を行うこと」で、これにより膝への負担を防ぎつつ効率的に下半身に効かせることができます。また、やや上を見ることで背すじが伸びて自然と正しいフォームになります。なお、腰を引きながらしゃがみにくい場合は、数cmほどの板を用意し、かかとで踏んだ状態にすると動作がスムーズに行えます。

 

本種目は負荷調整のできない自重トレーニングですので、強度を上げたい場合は、ゆっくりと動作する(スロートレーニング)・もっとも動作のきついスティッキングポイント(太ももが床と平行位置)で動作をいったん止める(ストップ)するといった工夫が必要です。

 

本種目と他種目との関係

本種目は下半身全ての筋肉が動員されるコンパウンド種目ですので、他のあらゆる下半身トレーニングよりも先に実施してください。


内転筋群にも負荷をかけたい場合は、本種目に続いてワイドスタンスの下記のようなバリエーションを実施します。

 



ワイドスクワットは脚を左右に大きく開いて行うスクワットのバリエーションです。つま先を外側に開き、膝をつま先と同じ方向に向けて動作を行うことがポイントです。

 

サイドランジは左右に足を開いて横方向のスライド動作を行うスクワットのバリエーションで、伸ばした脚を主働にして動作することで内転筋群への負荷を高めることができます。

 

また、大腿四頭筋の仕上げとしてはアイソレーション種目のシシースクワットが適しています。

 

シシースクワットは身体を後方に傾けて動作するスクワットのバリエーションで、大腿四頭筋に集中的に負荷がかかります。転倒防止のため、柱などを持って行うことをおすすめします。


バルクアップでターゲットにする筋繊維

筋トレの対象となる骨格筋には主に3種類の筋繊維があり、それぞれ役割とレジスタンストレーニングに対する反応が異なります。それは、以下の通りです。

 

筋繊維タイプ2b

短時間に非常に強い収縮をする「筋繊維タイプ2b」は、筋肥大しやすい特性を持っており、バルクアップ筋トレのメインターゲットとなる筋繊維です。この筋繊維は8~10回前後の反復動作で限界がくる負荷設定で反応しますので、筋肥大トレーニングはこのような高負荷設定で実施します。

 

筋繊維タイプ2a

30秒~1分ほどの時間に比較的強い収縮をする「筋繊維タイプ2a」は適度に筋肥大する特性を持っており、少しでも筋量を増やしたいバルクアップ筋トレではこの筋繊維もサブターゲットになります。この筋繊維は12~15回前後の反復動作で限界がくる負荷設定で反応するため、アップや追い込みセットの中負荷トレーニングで鍛えていきます。

 

筋繊維タイプ1

長時間持久的な収縮をする「筋繊維タイプ1」は、ほぼ筋肥大せずに緊密度が向上する特性を持っており、バルクアップ筋トレでは対象外の筋繊維です。なお、この筋繊維は20回以上の反復動作で限界がくる低負荷設定で筋力トレーニングを行った時に反応します。

 

スロー&ストリクト

高重量を追い求めると、つい陥ってしまうのが「反動を使って見かけは高重量で行う筋トレ」ですが、このようなトレーニングだと肝心の筋肉にはそれほど強い負荷が入りません。また、トレーニング動作の押し返しポイントでも反動を使ってはいけません。

 

焦る気持ちを抑え、スロー&ストリクトな動作での限界重量トレーニングを実施してください。

 

バルクアップにおすすめの筋トレグッズ

手首をサポートするリストラップ

IPF世界パワーリフティング協会公認品も正規に取り扱う当ショップが、一般トレーニング向けにオリジナル開発したリストラップで、滑り止めのシリコンラバーが埋め込まれているのが特徴です。

 

握力を補助するパワーグリップ

高品質な本牛革製のパワーグリップはラバー製に比べて高耐久でかさ張らないという優れたメリットを持っています。当ショップ人気の本牛革パワーベルトを生産している工場製なので、非常にしっかりとした仕上がりです。

 

最大腹圧を発揮するトレーニングベルト


当ショップが20年近い製造実績のある生産工場と提携して製造している13mmパワーベルトに、国際特許を取得したオリジナルのアジャスタブルレバーアクションバックルを装備したベルトで、高重量トレーニングに必須の最大腹圧を確保できます。

 

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