2024/05/11 06:06
女性のために三角筋の筋トレメニュー、具体的なトレーニング種目の実施方法=鍛え方を自重トレーニング・チューブトレーニング・ダンベルトレーニング・マシントレーニング・バーベルトレーニングそれぞれから厳選して解説します。
三角筋の構造と作用
三角筋の作用
三角筋の部位わけと働き
女性が三角筋を筋トレするメリット
広がりのある上半身になる
肩の筋肉・三角筋を鍛えることで、若干肩幅が広くなります。日本人女性の多くは肩幅が狭くなで肩ですので(いわゆる洋ナシ体型)、肩幅を増すことで全身としてバランスのよいプロポーションになることが望めます。
▼参照記事
女性にとっての筋トレの効果とメリット|筋肉部位別に具体的に解説
筋肉のグループ分け
全身の筋肉は、その作用によって次のようなグループに分けるのが一般的です。
上半身の押す筋肉:大胸筋・三角筋・上腕三頭筋・前腕伸筋群
上半身の引く筋肉:広背筋・僧帽筋・上腕二頭筋・前腕屈筋群
下半身の筋肉:臀筋群・大腿四頭筋・ハムストリングス・内転筋群・下腿三頭筋
体幹の筋肉:脊柱起立筋・腹筋群・腸腰筋群
※一般的に脊柱起立筋は上半身の引く筋肉と一緒に、腹筋群は上半身の押す筋肉と一緒に、腸腰筋群は下半身の筋肉と一緒にトレーニングします。
なお、筋肉部位の名称(読み方)および働き(作用)などのさらに詳しい情報は下記リンク先の「主な筋肉の一覧図鑑」をご参照ください。
主な筋肉の名前と働き(名称と作用)および部位別の筋力トレーニング種目
ダイエット筋トレの実施目的と負荷回数設定の関係
ダイエット目的で筋力トレーニングを実施するにあたり大切なことは、その実施目的に対して適切な負荷回数設定でトレーニングを行うことです。筋トレの対象となる骨格筋には主に3種類の筋繊維があり、それぞれに特性は異なります。その筋繊維特性と対応する負荷回数設定は次の通りです。
筋繊維タイプ2b
短時間に非常に強い収縮をする「筋繊維タイプ2b」は、筋肥大しやすい特性を持っており、ダイエット筋トレでは刺激を避けたい筋繊維です。この筋繊維は8~10回前後の反復動作で限界がくる負荷設定で反応しますので、このような高負荷設定は避けます。
筋繊維タイプ2a
30秒~1分ほどの時間に比較的強い収縮をする「筋繊維タイプ2a」は適度に筋肥大する特性を持っており、部分的に身体をボリュームアップさせるボディメイク筋トレの対象となる筋繊維です。この筋繊維は12~15回前後の反復動作で限界がくる負荷設定で反応するため、部分ボリュームアップは中負荷設定で行います。
筋繊維タイプ1
長時間持久的な収縮をする「筋繊維タイプ1」は、ほぼ筋肥大せずに緊密度が向上する特性を持っており、ダイエットトレーニングでのメインターゲットになる筋繊維です。この筋繊維は20回以上の反復動作で限界がくる低負荷設定で筋力トレーニングを行った時に反応します。
三角筋の自重トレーニング
パイクプッシュアップ
パイクプッシュアップを実際に行う時に気をつけるべき動作ポイントは、「腰をしっかり曲げて斜め後方に身体を押し上げること」です。この軌道で動作を行わないと三角筋に有効な軌道になりませんので注意してください。また、体幹を超えて後方に肘を引いてしまうと肩関節に負担がかかやすくなりますので気をつけてください。
三角筋のチューブトレーニング
チューブショルダープレス
チューブショルダープレスを実際に行う時に気をつけるべき動作ポイントは、「反動を使わずに動作すること」で、反動を使うと高重量を扱えますが実際にはあまり三角筋に負荷が加わりませんので注意してください。反動を抑えるためには「シーテッドスタイル」と呼ばれる座って実施するバリエーションが適しています。また、体幹を超えて後方に肘を引いてしまうと肩関節に負担がかかやすくなりますので気をつけてください。
チューブアップライトロウ
チューブアップライトロウを実際に行う時に気をつけるべき動作ポイントは、「グリップよりも肘を先行させて(高く上げて)動作を行うこと」で、これにより負荷が背中に逸れてしまうことを防げます。また、本種目は高重量には向いておらず、軽めの負荷設定でじっくりと動作して効かせることが大切です。なお、肘を前方に出し気味にすると三角筋前部に、やや後方に引き気味にすると三角筋後部に負荷が多くかかります。
チューブフロントレイズ
チューブフロントレイズを実際に行う時に気をつけるべき動作ポイントは、「後ろに身体を倒さないようにすること」で、これにより負荷が背筋群に逸れてしまうのを防ぎます。
チューブサイドレイズ
チューブサイドレイズを実際に実施する時に注意すべき動作ポイントは「肩甲骨を寄せてしまわないようにすること」で、肩甲骨を寄せる動作を加えてしまうと背筋群に負荷が逃げますので注意してください。また、反動を使って動作しないようにすることも重要です。
チューブフェイスプル
チューブフェイスプルを実際に行う時に気をつけるべき動作ポイントは「肘を肩よりも高い位置にしたまま動作を行うこと」で、これにより負荷が背筋群に逸れるのを防げます。また、肩甲骨を寄せないように意識することも大切です。
三角筋のダンベルトレーニング
ダンベルショルダープレス
ダンベルショルダープレスを実際に行う時に気をつけるべき動作ポイントは、「反動を使わずに動作すること」で、反動を使うと高重量を扱えますが実際にはあまり三角筋に負荷が加わりませんので注意してください。反動を抑えるためには座って行うバリエーションである「シーテッドスタイル」で実施するとよいでしょう。また、体幹を超えて後方に肘を引いてしまうと肩関節に負担がかかやすくなりますので気をつけてください。
ダンベルアップライトロウ
ダンベルアップライトロウを実際に行う時に気をつけるべき動作ポイントは、「グリップよりも肘を先行させて(高く上げて)動作を行うこと」で、これにより負荷が背中に逸れてしまうことを防げます。また、本種目は高重量には向いておらず、軽めの負荷設定でじっくりと動作して効かせることが大切です。なお、肘を前方に出し気味にすると三角筋前部に、やや後方に引き気味にすると三角筋後部に負荷が多くかかります。
ダンベルフロントレイズ
ダンベルフロントレイズを実施する際に気をつけるべき動作ポイントは「後ろに身体を倒さないようにすること」で、これにより負荷が背筋群に逸れてしまうのを防ぎます。
ダンベルサイドレイズ
ダンベルサイドレイズを実際に行う時に気をつけるべき動作ポイントは、「反動を使わないようにすること」です。合わせて下ろす時もしっかりとコントロールして効かせるようにします。このためには、軽めの重量設定をすることが重要です。なお、反動を抑えるためには「シーテッドスタイル」と呼ばれる座った状態で行うバリエーションで実施するとよいでしょう。
ダンベルリアラテラルレイズ
ダンベルリアラテラルレイズを実際に行う場合に気をつけたい動作ポイントは「肩甲骨を寄せないように意識すること」で、これにより負荷が背筋群にかかってしまうのを防げます。
三角筋のマシントレーニング
スミスマシンショルダープレス
スミスマシンショルダープレスを実際に行う時に気をつけるべき動作ポイントは、「反動を使わずに動作すること」で、反動を使うと高重量を扱えますが実際にはあまり三角筋に負荷が加わりませんので注意してください。反動を抑えるためには座って行うバリエーションである「シーテッドスタイル」で実施するとよいでしょう。また、体幹を超えて後方に肘を引いてしまうと肩関節に負担がかかやすくなりますので気をつけてください。なお、スミスマシンのトレーニング種目全般に共通の注意点として、スミスマシンは軌道が固定されている(軌道が一直線)という特性上、関節や靭帯に負担となる軌道にならないよう、「事前にシャフトのみで軌道の確認動作を実施すること」が重要です。
スミスマシンアップライトロー
スミスマシンアップライトローを実際に行う時に気をつけるべき動作ポイントは、「グリップよりも肘を先行させて(高く上げて)動作を行うこと」で、これにより負荷が背中に逸れてしまうことを防げます。また、本種目は高重量には向いておらず、軽めの負荷設定でじっくりと動作して効かせることが大切です。肘を前方に出し気味にすると三角筋前部に、やや後方に引き気味にすると三角筋後部に負荷が多くかかります。
マシンショルダープレス
マシンショルダープレスを実際に行う時に気をつけるべき動作ポイントは、「反動を使わずに動作すること」で、反動を使うと高重量を扱えますが実際にはあまり三角筋に負荷が加わりませんので注意してください。また、体幹を超えて後方に肘を引いてしまうと肩関節に負担がかかやすくなりますので気をつけてください。
ケーブルフェイスプル
ケーブルフェイスプルを実際に行う時に気をつけるべき動作ポイントは「肘を肩よりも高い位置にしたまま動作を行うこと」で、これにより負荷が背筋群に逸れるのを防げます。また、肩甲骨を寄せないように意識することも大切です。
三角筋のバーベルトレーニング
バーベルショルダープレス
バーベルショルダープレスを実際に行う時に気をつけるべき動作ポイントは、「反動を使わずに動作すること」で、反動を使うと高重量を扱えますが実際にはあまり三角筋に負荷が加わりませんので注意してください。反動を抑えるためには座って行うバリエーションである「シーテッドスタイル」で実施するとよいでしょう。また、体幹を超えて後方に肘を引いてしまうと肩関節に負担がかかやすくなりますので気をつけてください。
バーベルアップライトロウ
バーベルアップライトロウを実際に行う時に気をつけるべき動作ポイントは、「グリップよりも肘を先行させて(高く上げて)動作を行うこと」で、これにより負荷が背中に逸れてしまうことを防げます。また、本種目は高重量には向いておらず、軽めの負荷設定でじっくりと動作して効かせることが大切です。なお、肘を前方に出し気味にすると三角筋前部に、やや後方に引き気味にすると三角筋後部に負荷が多くかかります。
女性向き筋トレメニュー
女性のための筋肉部位別筋トレメニュー(自宅・ジム)|胸・背中・肩・腕・腹・下半身の鍛え方
女性におすすめの筋トレグッズ
手首をサポートするリストラップ
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