2024/04/23 08:26
座って行うダンベルカール2種目について解説します。
座って行うダンベルカールには、ダンベルコンセントレーションカールとダンベルインクラインカールの2種類があり、どちらも上腕二頭筋短頭に対して効果の高い種目です。
上腕二頭筋の構造と作用
上腕二頭筋は長頭と短頭に分けられ、主に肘を曲げる作用があります。部位ごとの主な作用は以下の通りです。
長頭:肘を曲げる
短頭:肘を曲げる・前腕を回内する
ダンベルコンセントレーションカールのやり方とコツ
ダンベルコンセントレーションカールは、座って片手ずつ行います。肘を膝の内側に押し当て、動かないようにしっかりと固定します。
その状態から肘を曲げていき、フィニッシュポジションで上腕二頭筋短頭が完全収縮するように、手首を回内回旋(小指が手前を向く方向に手首を捻る)するのが効かせるコツです。
ダンベルインクラインカールのやり方とコツ
ダンベルインクラインカールは、インクラインベンチに座って行うダンベルカールのバリエーションです。
上腕二頭筋短頭は、肘を体幹よりも後ろにして肘を曲げた位置で強く収縮するため、その状態になるようにインクラインベンチを使用します。
一般的なダンベルカールでは肘を固定して行いますが、本種目においてはフィニッシュポジションに向かって肘を引きながらダンベルを上げていきます。このように動作することで、上腕二頭筋短頭が強く収縮するからです。