2024/04/23 03:48
筋トレ初心者によくある問題が、「ダンベルカールが胸に効いてしまう」というものです。
ダンベルカールは上腕二頭筋のトレーニング種目ですので、この状態では的確に動作を行っているとは言えません。
その理由を解説するとともに、逆に背中に効いてしまう場合についても説明します。
上腕二頭筋と体幹の筋行くの連動性
上腕二頭筋は上腕前面の筋肉ですが、肩関節を介して体幹の前後の筋肉と連動しています。
すなわち、何も考えずに動作すると、体幹上部前面の大胸筋および体幹上部後面の僧帽筋・広背筋と同時に動くようにできています。
このため、上腕二頭筋にダンベルカールの負荷を集中させるためには、肩関節を固定して上腕二頭筋と体幹の筋肉が連動しないように意識する必要があります。
肩を安定させる方法
ダンベルカールにおいて、肩を安定させるために意識するのは、肩ではなくて肘です。
肘を前後左右に動かさないように意識することで、上腕骨の支点となる肩関節は自然と安定します。
このためには、ダンベルを振り回すように扱わなくても動作ができる、重すぎない適正重量で負荷設定をしなくてはなりません。
ダンベルカールが大胸筋に効く理由
ダンベルカールが大胸筋に効いてしまうことは、背中を丸めてやや前傾し、肘を体幹よりも前に出し、やや斜め横からしゃくるようにダンベルを挙げるフォームで発生します。
これを防ぐためには、まずは的確な動作ができる重量までダンベルを軽くし、背すじを伸ばして肘を体幹の横で固定し、上腕二頭筋の筋力だけで動作をする=肘関節を曲げる動作のみを行うことが重要です。
ダンベルカールが背中に効く理由
ダンベルカールが背中に効いてしまうケースも、重量設定とフォームが問題です。
こそ理由は、重すぎるダンベルを反動を使ってのけぞるようにして上げていることです。
ですので、これを防ぐためには先述のポイントと全く同様で、まずは的確な動作ができる重量までダンベルを軽くし、背すじを伸ばして肘を体幹の横で固定し、上腕二頭筋の筋力だけで動作をする=肘関節を曲げる動作のみを行うことが重要です。