2024/04/22 03:52
ダンベルフライが肩にばかり効いてしまうというのは、筋トレ初心者の方にありがちな問題ですが、その理由と対処方法について解説します。
①ダンベルを下ろす位置が悪い
ダンベルフライが肩に効いてしまうケースでは、そもそもダンベルを下ろす位置が悪いことも原因として多く見られます。
脇を開きすぎる、つまり体軸と上腕の角度が90度以上になると、肩関節に強い負荷がかかってしまいます。
そのことを意識し、ダンベルは肩のラインよりもややヘソ寄りに下ろすようにすることで、かなり改善することができます。
この図のように、逆八の字にダンベルをグリップすると、自然と上腕の体幹に対する角度が90度よりも鋭角になりますので、一度お試しください。
②肩甲骨を寄せきれていない
ダンベルプレスが肩に効いてしまう理由として、もっとも多いのが「肩甲骨を寄せきれていない」というものです。
肩甲骨を寄せきれていないと、広義の肩関節(胸鎖関節・肩鎖関節・肩甲胸郭関節)が後ろに引かれず、「前方に残ったまま」の状態になります。
そして、この状態のままだと狭義の肩関節も前方に出た状態となり、そのままダンベルプレスを実施すると肩関節に強い負荷がかかってしまいます。
ですので、ダンベルプレスを実施する場合は、構えてから再度しっかりと肩甲骨を寄せるイメージで体勢をつくるようにします。
肩甲骨を寄せるのが苦手な方は、このようなスパインサポーターを使って肩甲骨を寄せる補助にするとよいでしょう。