2024/04/20 05:26
ダンベルプレスの正しいフォームについて、図をまじえながらポイントを解説します。
ダンベルプレスのフォームポイント
ダンベルプレスのフォームのポイントを端的にまとめると以下のようになります。
①肩甲骨を寄せる
②肩甲骨2点とお尻1点の計3点で支える
③内側に傾けた八の字グリップで握る
④外から内に向けた軌道で押し上げる
それでは、上記4点について図解していきます。
①肩甲骨を寄せる
ダンベルプレスのセットアップで、まず最初にすることは「肩甲骨を寄せる」ことです。
肩甲骨が開いていると、肩関節が前に飛び出したフォームになり、負荷が三角筋に抜けるだけでなく肩関節に余分な負荷がかかってしまいます。
ですので、大胸筋にしっかりと負荷をかけて効かせるためには、まずはしっかりと肩甲骨を寄せて構えます。
②肩甲骨2点とお尻1点の計3点で支える
肩甲骨を寄せたら、次にその左右の肩甲骨の先端とお尻の合計3点で身体を支えるように軽くブリッジをして緩やかなアーチを作ります。
慣れてくると、アーチを作らない「ベタ寝」で大胸筋に強い負荷を入れることも可能ですが、まずはアーチを作ったフォームから始めるのが基本です。
これにより、もっともダンベルを挙げやすい「体幹に対してやや斜め下方向の軌道」でトレーニングすることができます。
③内側に傾けた八の字グリップで握る・④外から内に向けた軌道で押し上げる
ダンベルプレスのセットップが完了したら、いよいよダンベルを下ろしていきますが、この時にダンベルをやや内側に傾けるとともに、上から見て八の字になるように少し斜めにダンベルを保持するのがポイントです。
ダンベルを内側に傾けることにより、手首関節に負担が少なく、なおかつダンベルの重量をしっかりと前腕骨で支えることができます。
また、やや八の字に構えることで、動作中に肩甲骨が開きにくくなり、肩関節への負担が減少します。
上腕の角度もやや八の字にして、肘が肩よりも頭側へ出ないように注意します。肘が肩よりも頭側に入ってしまうと肩関節に対するねじれ負荷が発生してしまうので気をつけてください。
八の字グリップで前腕骨を垂直に保ったままダンベルを下ろすと、ダンベルはスタート位置よりも自然と外側に下ります。
ここから、真上に押し上げるのではなく、スタート位置に戻るように「外から内に向けた軌道」でダンベルを押し上げます。