2024/04/11 20:06
ベンチプレスに関して初心者の方に多い疑問が、ベンチプレスは「どこまで下げる?」「胸につける?」「胸につけない?」というものですが、パワーリフティング協会によるルールに沿って正しいフォームにおけるバーベルの下げ方を解説します。
ベンチプレス競技でのバーベルの下ろし方

ベンチプレス競技では、バーベルシャフトは「胸につくまで下ろし」さらに「上腕が床と平行になるまで下げる」ことがルールで決められています。
ですので、競技でないにしろ、正しいベンチプレスでは少なくとも「胸につくまでバーベルシャフトを下ろす」ことが必要です。
胸まで下ろすと肩が痛い

これも初心者の方に多いトラブルですが、胸までバーベルシャフトを下ろすと肩が痛いという方も少なくありません。

ベンチプレスの上級者や競技選手は、必ず高いブリッジを組みます。このため、腕の下ろし方がそこまで深くなりません。しかしながら、ブリッジを組まない初心者のベタ寝状態のベンチプレスでは、肩関節が最大伸展するところまで腕を下ろすことになります。
ですので、初心者の方は「ベンチプレスを胸まで下ろすと肩が痛い」となるのです。
これを防ぐためには、ブリッジを組んでベンチプレスをすることが最大の解決法ですが、ブリッジが苦手という方には以下のような補助ギアがおすすめです。
ボトムで筋力をサポートするギア

ベンチプレスのボトム付近は筋力を発揮しにくいポイントですが、そのボトム付近で筋力をサポートするのがベンチプレスサポーター(スリングショット)と呼ばれる補助ギアです。
ボトムまで下ろすのを防ぐギア

競技ではなく、単に大胸筋のトレーニングとしてベンチプレスを行う場合は、ブリッジを組む必要も胸まで下ろす必要もなりとも言えます。
このようなケースで便利なのが、こちらのようなベンチプレスブロックです。シャフト径のスリットが4箇所あり、それぞれボトムから18cm・16cm・12cm・7cmの高さでバーベルを止めることができます。