2024/03/26 21:38

ジムマシントレーニングの大胸筋トレーニングの定番であるマシンチェストプレスですが、特に初心者の方には「胸に効かない」「腕が疲れる」「肩が痛くなる」といったケースも少なからずあります。
その原因と解決方法について解説します。
①シートの高さ調節が悪い
マシンチェストプレスで肩が痛くなるケースでは、そもそもシートの高さ調節が良くないことも原因として多く見られます。
シート位置が低すぎると、脇を開きすぎる、つまり体軸と上腕の角度が90度以上になると、肩関節に強い負荷がかかってしまいます。
そのことを意識し、上腕が緩やかな斜め下方向の角度で構えらる高さにシート調整をしてください。
②肩甲骨を寄せきれていない

マシンチェストプレスで肩が痛くなる理由として、もっとも多いのが「肩甲骨を寄せきれていない」というものです。

肩甲骨を寄せきれていないと、広義の肩関節(胸鎖関節・肩鎖関節・肩甲胸郭関節)が後ろに引かれず、「前方に残ったまま」の状態になります。

そして、この状態のままだと狭義の肩関節も前方に出た状態となり、そのままマシンチェストプレスを実施すると肩関節に強い負荷がかかってしまいます。また、この状態だと肩が痛くなるだけでなく、大胸筋を動員せず腕だけで押している状態になりますので、結果として「胸に効かず腕ばかり疲れる」ことになります。
ですので、マシンチェストプレスを実施する場合は、構えてから再度しっかりと肩甲骨を寄せるイメージで体勢をつくるようにします。

肩甲骨を寄せるのが苦手な方は、このようなスパインサポーターを使って肩甲骨を寄せる補助にするとよいでしょう。