2024/03/26 09:07
腕相撲(アームレスリング)では、相手の手を「手前に引く」のがセオリーですが、誤解が多いのは「腕の力で腕で引く」と思われていることです。
この引き方だと、自分の肘が伸びてしまい負けてしまいますので、正しい引き方を解説します。
腕相撲(アームレスリング)の二つの技
腕相撲(アームレスリング)には大きくは二つの技があります。
一つは相手の指先を後方に吊り上げて倒すトップロール(吊り手)、もう一つは相手の手首を横下方に巻き込んで倒すフック(噛み手)です。
いずれの技も、自身の方に相手の手を引き込むことが重要ですが、どちらも腕で引かず、肘を支点にして背中で引きます。
トップロール(吊り手)の引き方
トップロール(吊り手)では、この図のように肘を支点にして、後方に相手の指先を吊り上げ(引き上げ)ます。
この時、肘の角度は動かさず背中の力を下方に入れ、くぎ抜きの要領で引きます。
結果として相手の手を引いてますが、自分自身の体幹と腕の位置関係は固定されたままなので、腕で引いているわけではありません。
トップロール強化に有効な器具
フック(噛み手)の引き方
次にフック(噛み手)の引き方ですが、トップロールとは方向が異なるものの、やはり肘を支点にして腕は固定のまま、背中で横下方に押すようにして引きつけます。
フック強化に有効な器具
さらに詳しい腕相撲の情報
さらなる腕相撲の詳細については、次の記事を参照してください。
執筆者情報
上岡岳|Gaku Kamioka
生物学学芸員|Biology Museum Curator
教育学士|Bachelor of Education
フィジカルトレーナー|Physical trainer
一般社団法人JAWA日本アームレスリング連盟常任理事・レフリー委員長|JAWA (Japan Arm Wrestling Association) Executive Director, Head Referee
Mazurenko equipment Japan CEO
EzrealArmwrestlingClub Japan CEO
ONIARM-JAPAN armwrestling equipment CEO