2024/03/21 19:36
アジアのアームレスリングメダリストである筆者が、腕相撲に関する質問に答えます。
今回の質問は「腕相撲には長い腕のほうが有利か?」です。
答えをお話しします。
それは、使用するテクニックによって異なります。
腕相撲の2つの技
アームレスリング(腕相撲)には2つのテクニックがあります。以下の通りです。
①トップロール(日本語では吊り手)
②フック(日本語では噛み手)
この写真で勝ったプレイヤーは、トップロールを使用しているプレイヤーです。
トップロールを使用する場合は、腕が長い方が有利です。
トップロールってどんなテクニック?
これについては、次のセクションで説明します。
トップロールのやり方
「トップロール」のやり方は?
簡単だ。
一言で言えば、その方法は次のとおりです。
ひじを支点にして、「てこの原理」で相手の指先を吊り上げます。
これが「あの大工道具」と同じだと気づきましたか?
それは「ハンマーの爪」、いわゆる「くぎ抜き・ネイルプーラー」です。
「ネイルプーラー」と同じ動きで相手の指先を吊り上げるのです。
「トップロール」は、相手の指先を吊り上げる「くぎ抜き・ネイルプーラー」と同じ動きで始まるテクニックです。
対戦相手の指先を吊り上げると、対戦相手はもう手や腕に圧力をかけることができなくなります。
後は相手の拳をひっくり返して倒すだけです。
フックとはどんなテクニック?
アームレスリングのもう一つのテクニックは「フック」と呼ばれています。
一言で言えば、それはあなたの手首を曲げて相手に巻きつけ、そこから横方向に押し倒すテクニックです。
以下がその方法です。
1.手首を巻きつけます。
2.手前に引きつけます。
3.横方向に押し倒します。
このテクニックでは、相手の拳を低い位置に落とすことが重要です。
また、腕の短い方が動きやすいので、フックを使うときは腕が短い方が有利です。
さらに詳しい腕相撲の情報
さらなる腕相撲の詳細については、次の記事を参照してください。
執筆者情報
上岡岳|Gaku Kamioka
生物学学芸員|Biology Museum Curator
教育学士|Bachelor of Education
フィジカルトレーナー|Physical trainer
一般社団法人JAWA日本アームレスリング連盟常任理事・レフリー委員長|JAWA (Japan Arm Wrestling Association) Executive Director, Head Referee
Mazurenko equipment Japan CEO
EzrealArmwrestlingClub Japan CEO
ONIARM-JAPAN armwrestling equipment CEO