2022/06/04 19:20



アームレスリングのトップロール(腕相撲の吊り手)のやり方と強くなるために有効なトレーニング器具をご紹介します。

トップロール(吊り手)のやり方


トップロール(吊り手)は、一言で表現すると「てこの原理で相手の指先を吊り上げて倒す技」です。その原理はくぎ抜きに例えることができます。



こちらの写真は、実際にトップロールが決まった状態のものですが、次の画像と見比べてください。



そう、まさにくぎ抜きの要領で相手の指先を吊り上げています。そして、この衝動のためには手首を立てる力=撓屈力が特に必要となります。

撓屈力の強化にはリストハンマー

 
撓屈力の強化には、実際に手首を立てる動作にウエイト荷重して反復動作を行うのが有効で、そのためにもっとも効率的な角度にバーに角度がつけられているのが、こちらのようなバーチカルバーです。これに、ダンベルプレートを取り付けてトレーニングを行います。


指先を吊り上げたら回外旋回で倒す



次に、こちらの動画を見てください。トップロール(吊り手)は相手の指先を吊り上げるだけでは、まだ技の半分の段階で、ここから自分の手首を回内回旋(手の甲が上を向く方向にひねる)させて相手を倒します。

ですので、トップロール(吊り手)には、撓屈力だけでなく回内回旋力=プローネーションパワーも要求されます。

回内回旋にはプロネーションハンドル


EACアームレスリングシャークの名で知られる本器具は、プロネーションパワーを強化するためのトレーニング器具で、世界でももっとも有名なアームレスリング器具の一つです。


その具体的な使い方はこちらの動画をご参照ください。



こちらのONIARM製プロネーションハンドルは全ての部品が304ステンレスで構成されている世界最高強度のプロネーションハンドルです。また、バンドではなくチェーンが採用されているためトレーニング動画ぶれることなく回外回旋動作に集中することができます。


そのハイエンドな造りはこちらの公式動画をご参照ください。



アームレスリング器具の世界トップブランドであるマジョレンコ製作所デザインのプロネーションハンドルがこちらのローテーションハンドル(Dハンドル)です。

フレキシブルな動作が可能な設計となっており、プロリーグのトップ選手にも愛用者が多い逸品です。


こちらが、Dハンドルの実際の使用の様子です。


技の流れを鍛える器具


トップロールは①吊る→②ひねる→③倒すという3段階の動作の組み合わせ技ですが、それぞれを段階的に行うと動作の継ぎ目で隙ができ、相手に反撃されるきっかけとなります。このため、実戦ではこの3つの動作を流れるように曲線動作で行う必要があります。


このような、動作の流れの中でパワーを鍛えていくのに最適なのが、こちらのトップロールハンドルで、世界で最も販売数が多いアームレスリング器具としてあまりに有名です。


トップロールハンドルの実際の使用の様子がこちらの動画です。